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子どもも大人も夢中になるフィギュアの聖地『円形劇場くらよしフィギュアミュージアム』

アクティブ 2023.04.27

境港を訪れたなら、周辺地域にも足を延ばしてみてはいかが?その中でもおすすめのスポットが、倉吉市にある『円形劇場くらよしフィギュアミュージアム』。日本最古の円形校舎を活用した日本最大級のフィギュアミュージアムは、多彩なフィギュアが展示され、子どもと大人が夢中になって楽しめる施設です。

日本最大級、約2000点のフィギュアを展示

赤壁と白壁土蔵の美しい町並みが残る鳥取県倉吉市。ここに2018年にオープンしたのが『円形劇場くらよしフィギュアミュージアム』です。かつて町のシンボルとして愛されてきた日本最古の円形校舎は、老朽化から一旦は解体が決定していたものの、その存在を惜しむ市民の声からフィギュアミュージアムとして再生。現在は、アニメのキャラクターや怪獣、動物など、3階建てのフロアに約2000点が展示されています。

開館にあたり協力したのが、地元倉吉市に工場があるフィギュア制作会社大手の株式会社グッドスマイルカンパニーや業界きっての老舗メーカー・海洋堂、米子ガイナックスといった錚々たる顔ぶれ。日本を代表するフィギュア関連企業が関わっていると聞けば、マニアでなくても期待は高まるところです。

早速、各部屋を巡ってみると…。1階にはグッドスマイルカンパニー制作の手のひらサイズのデフォルメキャラ「ねんどろいど」がズラリ。これだけの数を一堂に見られるなんて感激!ここでは商品の購入も可能です。

推しキャラを探してみたくなる!

建物中央に設けられた螺旋(らせん)階段で上階へ。建物は開館にあたり当時の姿へ戻したそうで、螺旋階段をはじめ、扇型になった教室など昭和の趣が残る空間はどこかノスタルジック。この建物を見るだけでも訪れる価値アリです。

螺旋階段は映えスポット。いろんな角度からエモい写真を撮りたくなる

恐竜やミリタリーなどコンテンツも多彩。ノスタルジックな建物も必見!

2階は「恐竜」「動物」「ミリタリー」「キャラクター」「日本文化」の5つのテーマで展示。「恐竜」の部屋で出迎えてくれるオリジナル恐竜「クラヨシラプトル」は、海洋堂が制作した一点ものの着ぐるみだそう。他にも精巧に造られた動物たちや仏像など、どれも見応え抜群で、時間を忘れて見入ってしまいます。

「恐竜」コーナーに鎮座するクラヨシラプトル
恐竜の皮膚の質感もすごくリアル
「フィギュアといえば…」のあのキャラクターも、もちろん展示されています
精巧な仏像フィギュアは間近でそのつくりを観賞したくなる

あの「ひなビタ♪」(※1)の展示室もあり。貴重な資料やグッズ、フォトスポットなどが常設されています。

ひなビタ♪」コーナーは充実

(※1)株式会社コナミデジタルエンタテインメントにより、ウェブを中心に展開されているキャラクターバンドコンテンツ。地方都市「倉野川市」に住む5人の女の子たちがガールズバンド「日向美(ひなたび)ビタ―スイーツ♪」を結成し、音楽の力でまちに活気を取り戻そうと奮闘する、地方活性化をテーマにしたストーリー。倉吉市と倉野川市は歴史的背景や景観など共通点が多いことから、2016年4月に姉妹都市提携を結びました。

3階には、さまざまな背景を使ってフィギュア撮影やジオラマづくりができる体験コーナーが。また、校舎として使用されていた教室の雰囲気を再現した部屋には、木製の机や昭和30年代に子どもたちが制作したポスターなどがあり、往時にタイムスリップした気分に。

背景を使って楽しい写真を撮ってみて!
なつかしのファミコンもアリ。実際にプレイできます
往時の小学校の教室の雰囲気を再現。ここでたくさんの子どもたちが学んでいたと考えると感慨深くなる
屋上に上がれば、倉吉の町並みが一望でき、爽快!

かつての子どもたちの学び舎が、子どもや大人が世代を超えて楽しめる施設となって、訪れる人を笑顔にしています。ぜひ、ゆっくりと時間をかけて、1点1点の作品をじっくり観賞しに訪れてみてください。

円形劇場くらよしフィギュアミュージアム
■鳥取県倉吉市鍛冶町1丁目2971-2
■0858-27-1200
■9:00〜17:00(夏季は〜18:00)、無休
■入館料/一般・高校生1200円(常設展のみ1000円、特別展のみ600円)、小・中学生600円(常設展のみ500円、特別展のみ300円)
http://enkei-museum.com/

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