初心者でも大物が狙える!境港で釣り三昧
アクティブ 2022.09.07
境港は年間を通して多くの釣り客が訪れます。境港の東側に広がる美保湾は大山からミネラル豊富な栄養分を含んだ清流が流れ込み、様々な魚介類が生息する、いわば「天然の生け簀(す)」で、初心者からベテランまでが様々な釣りが楽しめる懐の深いエリアなんです。
釣りビギナーの私たちは港内でサビキ釣りでもよかったんですが、「せっかくなら美保湾へ繰り出そう」と、船釣りでのルアーフィッシングに挑戦!今回は遊漁船「Joy Fisher」を利用させていただきました。
予約時に釣り初心者だと告げると、大原章船長から「手ぶらで大丈夫ですよ」とのこと。釣りざおやルアー、仕掛けなどすべてがレンタルできる手軽さがうれし〜。海釣りとなると用意が大変で、ましてや旅先だと荷物が…と心配していたので、一気に海釣りのハードルが低くなりました。
乗船した船はイメージしたものとはかなり違う高級感に溢れたクルーズ船で、ゆったり広々。当然ながらトイレも完備で、ちょっとしたリゾート気分を味わいながら大海原へと出発しました。
吹き抜ける風も心地よく、釣りをせずにこのままクルージングするだけでも楽しいでは、と思えるほどです。40分ほど船を走らせると、最初の釣りポイントに到着。美保湾が目の前に雄大に広がり、名峰・大山が望めるロケーションも最高にぜいたくです。
「釣りのこと、全くわからないんですよ」と告げると、船長とスタッフさんが丁寧にレクチャー。お客さんの半数は初めてという人も多いそうで、イチから指導することもかなりあるのだとか。また、子ども連れのファミリー客や女性客も増えているそうで、境港での船釣りは、もはやカニ食べツアーと並ぶほど人気の観光レジャーになっているそうです。
そして、船長に教えられるがまま、さおを海へと投げ入れると、わずか数分でヒット!グイグイと引き込む魚に負けじとリールを巻き上げると、海面から顔を出したのは、高級魚で知られるアカミズ(キジハタ)!
体長29cmもあって、早々からこんな大物が釣れるなんて、美保湾ってスゴイ!これからの季節はマダイやヒラマサ、ハマチ、カサゴなんかも釣れるそうで、船長いわく「美保湾は栄養たっぷりやから、魚種も多くて、サイズも大きいのが特徴」とのこと。その後もポイントを何度か変え、マダイやアジなどをゲットし、初の海釣りで思った以上の釣果を得て大満足です。
帰港時間になり、見渡せば夕日が海面をオレンジ色に染め始め、その光景も幻想的。海上でしか見ることのできない景色も、船釣りの醍醐味(だいごみ)だと改めて実感しました。
港へ戻り、大原船長に別れを告げて、いざゲストハウスへ。釣ったばかりのアカミズはお刺身に、マダイは鯛しゃぶで味わうことにしました。
そのおいしさは格別で、身は弾力があってプリプリ。醤油なしで十分なほど魚の味が濃いのも新鮮だからこそ。もし、その日に食べられない場合はクール便で郵送する手もあるそうです。
この楽しさ、おいしさを味わったから断言できるのは、「境港に来たら、釣りをしないともったいない!」。これに尽きます。
Joy Fisher(ジョイフィッシャー)
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