今がまさに食べ頃!カニの女王「ベニズワイガニ」を境港で味わい尽くす!
グルメ 2022.11.17
境港の名物といえば、カニ。松葉ガニ(ズワイガニの雄)はもちろん有名ですが、水揚げ量日本一を誇る「ベニズワイガニ」こそカニのまち・境港の真骨頂というべき食材。絹糸のような繊細な食感とみずみずしく濃厚な身の甘さが特徴で、そのおいしさはズワイガニ以上とも。しかし、鮮度落ちが早いため、フレッシュな状態で食べられるのは地元・境港ならではの醍醐味です。そこで、ベニズワイガニの魅力をご紹介するとともに、そのおいしさを知り尽くしたお店『味処 美佐』で提供するベニズワイガニフルコース料理を堪能してきました!
「味処 美佐」で新鮮なベニズワイガニのフルコース料理を食らう!
今回訪れた『味処 美佐』の店主・濱野政和さんは「境港ベニガニ有志の会」の会長でもあり、ベニズワイガニを知り尽くすプロ中のプロ。その味を求めて全国各地からファンが訪れる人気店です。
同店では生ベニズワイガニを月300枚以上仕入れ、コース料理にして提供しています。早速、前菜や魚のお刺身などが並ぶテーブルに座ると、スタッフさんが鮮やかな紅色のベニズワイガニとともに参上し、その姿をお披露目! 聞けば、火を通す前からベニズワイガニは艶(つや)やかな紅色で、まさに“カニの女王”らしい優美な姿が印象的です。
一旦、カニは調理場へ下げられ、さばかれた状態で再び登場。まずは甲羅に入ったカニ味噌(みそ)を炭火の焼き台へ。香ばしい香りともに味噌がグツグツし、ペースト状になれば食べ頃で、旨みとコクが口いっぱいに広がります。しかも、カニ味噌独特のエグミが全くなく、この上品さもベニズワイガニならでは。
そして次は鍋にカニ味噌を加えた出汁でしゃぶしゃぶに(ただし、気温が高い時期はカニのしゃぶしゃぶはできません)。ふわりと花が咲いたカニ身を頬張ると、松葉ガニより甘みが深く、しっとりとジューシーです。
さらに脚身を焼き台で焼き、ぷっくりと膨らんできたところにカニ味噌を絡めて味わうというのがこの店おすすめの食べ方。カニ味噌のとろけるような風味が加味され、旨みが口中で弾けるよう!この食べ方を考えた人は、もはや天才。
濱野さんいわく、「身のボリュームは松葉ガニより劣るものの、ダイレクトにカニの甘み、旨みを味わうならベニガニがおすすめ。食感もみずみずしく絹糸のようでしょう。ベニガニ漁は日本海の沖合で1週間ほどかけて行われますが、そのうち9割が加工用(B級品)になります。そして、残りの1割のみが身入りのよいA級品として姿売り用になり、地元飲食店や鮮魚販売施設で売られるんです。それゆえ“希少なカニ”といわれているんですよ。ベニガニは磨けば光る素材なので、鮮度の保ち方はもちろん、調理方法もいろいろ考えながら提供しているんですよ」。
最後は雑炊が供され、米粒一つ一つまでベニズワイガニの旨みが染みて、今まで食べた雑炊を凌駕(りょうが)するおいしさでした。
同店ではベニズワイガニコース(1枚6,050円〜)をはじめ、11月7日〜3月末までは活松葉ガニコース(1枚12,650円〜)も味わえます。
◉味処 美佐
https://www.sakaiminato-misa.server-shared.com
カニを食べるなら、やっぱり境港へ!
境港では11月になれば松葉ガニも解禁になり、街はカニ一色に。漁港には新たに「境港おかさなパーク」(鳥取県営境港水産物地方卸売市場2号上屋/境港市昭和町)がオープンし、2階通路からは毎日午前5時から1階で行われる魚の競りを見学することもできます。
獲れたてのカニの鮮度を落とさず、カニ本来の旨み、甘みが味わえるのは、地元に来てこそ!この冬は境港を訪れたなら、場内にズラリと並んだベニズワイガニや松葉ガニを見た後は、カニを味わいに街に繰り出しましょう!
「おさかなパークがオープン」記事はコチラ
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